仲良し3人組
みずきという女の子がいました
心臓病で余命から半年以上経っても
生きてるような強い子でした
そんな彼女と仲良しだったのは
私となつきでした
毎日3人でアホなことをしたり
学校をサボって遊んでいました
ある日のことです
みずきの病態は悪化して
もうダメかもと心臓の写真が
LINEで送られてきて
病院に着いた頃には終わりが見えていた
好きな人と結婚したかったよ
その願いを叶えるには
私達は若すぎました
叶う事なく彼女は死にました
彼女の病気を治すために作られたお金は
両親の自殺による保険金でした
みずきのお姉ちゃんも病院へ行く事にし
ガンでした
今からなら治るなら一緒に生きてみよう?
そういうと
もうダメなんだ私と泣き出して
どうしてかと聞くと
余命宣告をうけてしまったそうです
家族も失い先の未来も奪われた
みずきのお姉ちゃんを
救う言葉はどこにも落ちていませんでした
みずきの葬式が終わると
近所の山で自殺していました
なつきはそれを聞いても
あっけらかんとしていて
こんな悲しい世界二人で
変えようよと言ってくれて
私は嬉しかったけど
その言葉の先に続いたのは
オレ達付き合わない?でした
そんな気分にはならず断りました
なつきの家の近くにある高層ビルから
なつきは飛び降りてしまいました
高校一年生の冬のことでした
私には死神がついている
そんな想像すらしてしまいました