夜の日記
昼に書きます夜の日記
ある人との会話
「ねえ、アンタってさ何度抱いても嘘っぽいよね最後まで人の為って言うかさ自分の欲を感じない偽善みたいな」
「何を言ってるんですか?欲があるから抱くんだよ」
「欲があるなら自分の為に動くでしょうでも最後の最後まで私の為でいくら皮を剥いても偽善しか残らない」
「玉ねぎみたいに全部剥いちゃうつもりですか?」
「それって全部偽善って事?」
「偽善も最後まで貫いたら善意になるんじゃないですか?」
「善意だけで抱かれたくないけどね!」
「欲がない人として虚しいと?」
「全部が演技に見えるのよ」
「名俳優とか世紀の大女優になれるかな」
「ベッドの上だけな」
「口も床上手なんだね」
「戻るけどさ、切ないよ善意だけの愛なんて」
「じゃあやめたら良いじゃないですか」
「本当の貴方を見てみたいんだよ」
「本当の私ってなんだよ全部本当さ」
「違う、何かを偽ってる」
「どんな?」
「人の事好きになった事ないとか」
「よく言われるけどあるよ」
「私は?」
「あんまかなぁ〜」
「そういうとこだぞ!」
人を愛するということが
よくわかりません
大切に思っているから
なんなんだ?という感覚
何かしてくれたとして
だからなんだ?
それがなんなの?
愛?なにそれ
と思ってしまう時がある
なにも理解できない
人の為なら頑張れて
自分の為に何もできない私は
多分自分ありきの愛というのを
イマイチ理解しない
自分の都合で振り回して
付き合ってくれる人は
愛してくれているというのが
分かるんだけれども
自分が誰かを愛している感覚は
イマイチ掴めない
知り合って仲良くなった人
全員に優しいから
なにもかもを愛しているんだと
諭された事もあるけれど
私はそんな聖人でもなければ
娼婦みたいな感じでもない
寂しさが拭えないのは
自分のワガママを
押し通すのが怖いからかも知れない